適 用 試 料 | |
軟組織 | 脳、肺、筋組織、皮膚、肝臓、腎臓、膵臓、分泌腺、眼球等 |
硬組織 | 骨、象牙質、歯、軟骨、爪、サンゴ、貝、等 |
大試料 | 全身マウス、全身ラット、全身魚、全身昆虫等 |
魚類、爬虫類 | ゼブラフィッシュ, ウナギ, メダカ、ニジマス、カエル、トカゲ等 |
昆虫 | クモ, カイコ, ゴキブリ、ハエ、ハチ、蝶等 |
植物 | 米、豆、小麦、葉、根、花弁、花粉、 樹木木質部(杉、ケヤキ等) |
その他 | カタツムリ、カニ、エビ等 |
食物 | 麺類、チョコレート、カマボコ等. |
切 片 の 応 用 | |
組織学的染色 | H-E染色, トルイジンブルー染色等. |
組織化学的染色 | トリクローム染色、アリザリンレッド染色、サフラニンO染色、GBHA染色等 |
酵素組織化学的染色 | ホスファターゼ(ALP、ACP、TRAP)染色, X-gal染色 etc. |
免疫染色 | 色素による染色(ペルオキシダーゼ(HRP, POD)、アルカリフォスファターゼ(ALP, AP)) |
蛍光免疫染色 | DAPI, FITC, Texas red等による蛍光染色. |
蛍光色素の観察 | GFP, Calcein, Tetracycline, Arizaline red, Rhodamine等. |
In situ hybridization | ISH, FISH対応 |
LMDによる微小試料採取 | 軟組織、硬組織、植物試料等 (シングルセルの採取も可能) |
EPMA | 元素分析、SEM像、元素分布の観察、組成像の観察. |
Autoradiography | 水溶性物質、非水溶性物質対応 |
Proteomics (MALDI-IMS) | 軟組織、骨、歯、昆虫、魚、植物、食物等 (専用導電性粘着フィルムを用いた高感度分析) |
Transcriptomics | 軟組織、骨組織、歯牙組織、マウス等の全身切片 |
術中迅速診断用凍結切片 | 軟組織、センチネルリンパ節、乳腺、(脂肪組織も可能) |
超解像顕微鏡観察 | 蛍光免疫染色切片の超高倍観察 |
A fresh frozen section of a pregnant mouse
(3 micrometer thick)
A frozen section of an adult rat foot (Thickness: 3 micrometre)
成熟ラット足の未脱灰凍結切片
「川本法」は、種々の試料から組織内情報と形態が正確に保たれ、多くの目的に使用できる高品質(薄くて形態が保たれている)の凍結切片を容易に作製することができ、染色切片は油浸レンズで詳細に観察できます(下記参照)。
A fresh frozen section of a 9-day old mouse
(4 micrometer thick) マウス新鮮凍結切片
A fresh frozen section of an adult rat thighbone
(2 micrometer thick) 成熟ラット大腿骨 未脱灰凍結切片
A frozen section of an adult rat brain (3 micrometer thick)
成熟ラット大脳の未脱灰凍結切片
共催:IGMの北大機能強化事業「新たな学際領域を生み出す異分野融合研究拠点をコアにした若手研究者育成」、「フォトエキサイトニクス研究拠点〜光励起状態制御の予測と高度利用」
A frozen section of a cedar (3 micrometer thick)
杉の木の新鮮凍結切片
E n d
講 師: 川本忠文 : 「川本法」の発明者、元鶴見大学歯学部RI研究センター講師
講 演: 2023年 11月 1日 (申込要)
会 場: 北海道大学医学部百年記念館
実技指導: 2023年 11月 2日 (予約要)
研究相談: 2023年 11月 2日 (予約不要)
会 場 : 医学部管理棟2F共通セミナー室2-2
IGMリエゾンラボ新技術セミナー